【閲覧注意】
この記事にはセンシティブな表現が含まれています。
内容に不快感を覚える可能性がある方は、閲覧にご注意ください。
マニア向けのおへやにようこそ。オモチノです。
冒頭文にもあるように今回は閲覧注意とさせていただきます。画面のスクロールを進める前に一旦お止まりください。
当記事はセンシティブな表現が……端的に言えば、ワタシの中の変態的な部分が漏れ出してしまう危険性があるということですね。あくまで創作物の話であると弁明させていただきます。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
前回作成した内容(下図)より想像が膨らみそうな単語や情景を選定し、『想像の種』として更に想像を膨らませていきます。ここからが本番です。マニア向け記事、第一弾、※第二弾の応用となります。
※前回の記事で、誤った表現がありましたので打ち消し線で修正しています。
下図の赤字を『想像の種』として物語を育てていきます。
【想像の種】
・蜜蜂のように人から人へと飛び回る娼婦
・分蜂(蜜蜂の一部の群れが新しい場所に移動し、新しい巣を作る現象)
・蜂蜜
・蜜蜂の捨て身針攻撃
・蜜蜂と農家の相互関係
上記『想像の種』から物語に必要な情報を付け足していきます。
物語のどの部分でもいいので、想像力を最大限に発揮して頭の中で映像化していきます。
断片的な場面を空想しつつ、空いた時間に少しずつメモを取り、どんなストーリーにするかを固めていきました。まだ話のさわり程度ですが、物語がどのように始まって、どんな結末を迎えるか、ここをまずざっくりと決めます。着地点を確定させることで、余計なエピソードを盛り込まないようにして、登場人物の人数も絞ります。出発点は後で変更することが多いので、仮の場面をぼんやりと決めます。
【物語の流れ】
事実
心中と思われる男女の遺体がホテルの部屋で見つかった。
真実1
ホテルで死んだ男女が顔見知りだった。
真実2
心中と思われたホテルの事件は、じつは○○が原因で××という真実だった。
物語の流れからお察しいただけたかもしれませんが、物語のジャンルはミステリーにしました。
『事実』から発見した謎を調査して、最終的には『真実2』の○○と××を明らかにして謎を解決する物語となります。
以下の画像のようにマインドマップのツールを使用し、想像の脈を広げてみました。
ミステリーの定義は、物語上に謎を提示して、謎解きや推理を中心に物語を展開します。作中に手がかりがフェアに提供され論理的に解決するように物語を組み立てます。
上図のマインドマップに状況や登場人物の性格などを書き足しながら、やっぱりこの情報は不要だと思えば取り除きます。登場人物の行動も現実的に可能か、謎を解くヒントや知識が乏しい部分はメモを残して後で調べます。実現できそうなら採用します。
物語がSFやゲームといった現実世界とはかけ離れたものなら、不思議な力、魔法、召喚など使って問題を解決すると設定すればいいのでしょうが、ミステリーではそうはいきません。必ずしも科学的な解決に限定されるわけではありませんが、心理学的にしろ、自然界の法則にしろ、合理的な説明がつくように想像して検証していきます。この地道な作業の繰り返しです。
物語の流れを意識しながら、後で時系列に沿ってエピソードのブロックを入れ替えたりします。この制作方法が正しいかは別として、創作の初期段階ではマインドマップを活用します。全体の流れが俯瞰できてとても便利です。
物語を構築する前に登場人物を先に作成する人もいらっしゃるようです。シナリオ制作に関する何かの書籍で読みましたが、キャラクターをしっかりと作っていれば物語の中で勝手に動いてくれる、というのです。当初僕はその意味が理解できなかったです。
登場人物が勝手に動くとは、どういうことなのか。
作成途中の、例の蜜蜂を題材にしたミステリーですが、これに対し、他の推理作品に登場する主人公たちを当てはめてみればイメージできるかもしれません。
- ガリレオ
- 名探偵コナン
- 古畑任三郎
- 相棒
- ストロベリーナイト
- アンナチュラル
上記に列挙した作品を知っている人であれば、主人公たちを登場させるとどんなふうに物語が展開されるのか想像できるのではないでしょうか。謎が生まれた時、推理する時、どんな行動をとるか。どんな台詞を言うか。とはいえ、コナン君を当てはめるのはいかがなものか。当物語との相性が悪いかもしれません。
『あれれ~、どうしてこの人たち裸なんだろ~。見て見て、唇に何か付いてるよ~』
『子供はあっちに行ってろ』
良くないですね。
冗談はさておき、これがキャラクターが勝手に動くことだと僕は解釈しています。物語を差し替えても彼らはのびのびと動き回る。それだけ魅力的なキャラクターである証拠ですね。
ちなみに僕は探偵役(主人公)はまだ作成していません。引き続き物語制作と並行してキャラクターの作成にも取りかかる予定です。
今回はここまでです。『想像の脈』について語りました。地味な内容となってしまいましたね。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。