要素に変化を加えるキーワード10選
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こんにちは、こんばんは。まとまった休暇がないと創作に集中できないオモチノです。

三連休の初日にマニア向けの記事を投稿です。皆の衆の創作活動の進捗具合はいかがでしょうか。

前回から時間が空いてしまいました。物好きしか読まないだろう、という意識で書いております。

しかし、今回はアートに興味がある人には刺さるネタなのではと思い公開しましたので、使える技術は自分のものにして、是非とも作品制作にお役立ていただきたいですね。

勿体ぶらずに、即時本題に入りますわよ。

要素に変化を加えるには?

前回、「蜜蜂」というひとつのテーマを掲げ、「単語」や「情景」を洗い出して展開しました。

ここから更に想像を膨らませていきます。その方法をご紹介していきます。

「単語」と「情景」

まずは「単語」ブロックに注目します。

単語から情景を作成することも可能ですし、まったく別物として扱うこともできます。僕の場合は「物語」制作に使いますので、「単語」は主に物語に登場するキーアイテムや場所、タイトルなどをイメージするために書きためていきます。

また、前述のとおり「情景」ブロックを生む前の準備作業にもなります。

「単語」から更に連想される単語を追加

洗い出した20件の「単語」から更に想像した結果です。単語から連想される単語をひたすら並べただけです。

連想を繰り返すことで想像の脈を広げます。20件ほどしかなかった情報が膨れあがったのが見て取れます。


では、情景はどうでしょう。以下のような文章からどんな案をひねり出せばいいでしょうか。

「情景」から更に想像を膨らませるには?

皆の衆の中にも、洗い出し作業を実践された方がいらっしゃるかもしれません。

「もうアイデアなんて出ないよ、ドラえもん」と嘆いているそこのあなた。
大丈夫。限界突破させてみせます。まずは以下をご覧ください。

変化を加えるキーワード10選

  • ①[静動]要素を止めたり動かしてみる。
  • ②[増減]要素を量を減らしたり増やしてみる。
  • ③[変換]要素を他の対象に変換してみる。
  • ④[大小]要素を小さくしたり大きくしてみる。
  • ⑤[分離]要素を分離させてみる。
  • ⑥[逆転]要素を逆転させてみる。
  • ⑦[融合]要素を融合してみる。
  • ⑧[移動]要素の場所を変えてみる。
  • ⑨[季節]要素に季節感を出してみる。
  • ⑩[五感]要素を五感で感じてみる。

出力した単語や情景に含まれた要素

まずは、出力した「単語」や「情景」に含まれた要素に注目しましょう。
この要素に対し、以下のキーワードをかけ算して頭の中でイメージしてみましょう。

例えば、変化を加えるキーワード③を当ててみましょう。

情景に含まれる要素に③[変換]を当てた場合

「蜜蜂が花から花へと飛び交う光景」→「蜜蜂が人から人へと飛び交う光景」


「蜜蜂が人から人へと飛び交う光景」という文章から、

あちこちに飛び回る→異性関係が派手→娼婦 まで想像できました。

このように要素に変化を加えることで、頭打ちだった想像力の壁に穴が開いて一気にアイデアが溢れてきませんか。見えなかったものが見えてくるはずです。

①から⑩のキーワードを当てることで、あなたの頭の中のイメージを更に広げてくれることでしょう。

ぽてとくん
もう、ドラえもんに泣きつかなくてもいいだろ?

変化を加えるキーワードの詳細について

キーワード10選

①[静動]要素を止めたり動かしてみる。

要素を止めたり動かしてみましょう。静と動を意識してみます。

あなたの手で押しますか、引きますか。何か道具を使いますか。車両に乗せますか。上から落ちてきますか。下から生えてきますか。それらが止まる時、水滴の如く形状に変化が見えるように、要素も姿を変えるはずです。

②[増減]要素を量を減らしたり増やしてみる。

要素の容量の増減をイメージしましょう。その要素はいくつありますか。

想像の域を超えたありえない数ですか。もしくは圧倒的に不足していますか。

要素を変量させることで新たな様相を見せるはずです。

③[変換]要素を他の対象に変換してみる。

要素を別の何かに置き換えてみましょう。まったく違った性質を持ったものでも、類似するものでも構いません。

固定観念を取っ払い、思い切り別の何かに置換しましょう。面白い発見があるはずです。

④[大小]要素を小さくしたり大きくしてみる。

要素の面積や体積を変えてみましょう。その要素が一般的に小さいと感じるものなら巨大化させ、その反対の作用も試します。

例えば衣服とボタンといった二種類の要素で成り立っているならば、ボタンだけを大きくするなど、どちらかだけ変化させるのもいいです。

あなたの当たり前を破壊しましょう。

⑤[分離]要素を分離させてみる。

要素を分離させます。通常繋がっているべきものを真っ二つにします。縦割りか横割りか。細かく分けますか。大雑把に分けますか。

例えば要素が車なら各部品に分解してみます。ひとつずつ部品を頭の中で剥ぎ取っていきましょう。すると、それまで見えなかった後部座席のシートの質感までイメージできるはずです。足元にゴミが落ちている点まで想像できるかもしれませんね。

⑥[逆転]要素を逆転させてみる。

要素を逆転してみます。その要素が「暗い部屋」なら「明るい部屋」に変化させます。その窓辺から見える景色も一変します。

もし要素が単語ならば対義語を調べるのもひとつの手です。

⑦[融合]要素を融合してみる。

要素を何かと合わせてみましょう。要素が「ごはん」とし、そこに「納豆」を組み合わせて「納豆ごはん」などです。組み合わせ次第では、思いつかなかった形に変化させられそうです。

要素単体では印象が弱いと感じた場合、別の何かと融合させることで新発見です。

⑧[移動]要素の場所を変えてみる。

要素を移動させます。の場所を変えます。これは①の[静動]の動かしてみる、とは別物です。

要素を移動させるのではなく、その要素を見ている自分の環境を変えるのです。

仮に、要素を「蜜蜂」とします。
もし僕が電車の中で「蜜蜂」と向き合った場合、『車両の中に蜜蜂の大群が押し寄せたら乗客はどういう反応をするだろうか』や『蜜蜂のバッチを衣服につけていたら特別な席に案内される』など環境に応じた想像を働かせます。

続いて環境を荒地に移動します。
すると、これまでの想像とは異なります。『こんな花のないところでは蜜蜂は花粉の媒介もできないし生きにくいだろう』や『荒地でも生存できるように耐性がついた蜜蜂はどんな姿だろう』などを考えます。

この[移動]キーワードは、単語から情景を生み出すのに効果的かもしれないです。

⑨[季節]要素に季節感を出してみる。

上記の①から⑧の流れを読み解き、⑨のキーワードの変化の意味をご自身で想像してみてください。

⑩[五感]要素を五感で感じてみる。

上記の①から⑧の流れを読み解き、⑩のキーワードの変化の意味をご自身で想像してみてください。

さいごに

以上が変化を加えるキーワード10選、広義のアート制作で使えるアイデア出しのテクニックでした。アイデア出しで僕にできるお手伝いは、ここまでかもしれないですね。

最後に実際に僕が10選のキーワードを使って「情景」に変化を加えた例を出して終わりにします。

次回のマニア向けの記事は「物語」制作に特化した内容になりますので、人によっては退屈に感じるかもしれないですね。マニアの方はお時間がありましたら、また脳内を覗きにお越しくださいませ。よろしくお願いいたします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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